SEOとは、「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略で、検索エンジンで自社サイトがより上位に表示されるための施策のことを指します。
自社サイトに多くのアクセスを集め、集客するためにはSEO対策が不可欠です。
また、SEO対策には内部対策と外部対策という2種類があり、それぞれに特徴や違いがあります。
今回は、内部対策と外部対策の違いを中心に、SEO対策について解説していきましょう。
SEO対策には内部対策と外部対策の2種類がある
SEO対策には、内部対策と外部対策の2種類があります。
内部対策とは、自社サイト内の要素を最適化することで、検索エンジンの評価を高める施策のことを指します。
一方外部対策とは、自社サイト外からの要素により、検索エンジンからの評価を向上させる施策です。
検索エンジンで上位表示させるためには、内部対策と外部対策のどちらも重要な要素です。
ここからは、内部対策の内容と対策方法、そして外部対策の内容と対策方法について、詳しく解説します。
内部対策にはどんなものがある?
内部対策の具体的な例として、下記のような項目が挙げられます。
- 適切なキーワードの選定とコンテンツの質
- タイトルタグとメタディスクリプションの設定
- 見出しタグの最適化
- 関連コンテンツへのリンク
- グローバルナビゲーション、パンくずリストの設置
- 画像のaltタグの設定
- ページ表示の高速化
- レスポンシブデザインへの対応
適切なキーワードの選定とコンテンツの質
自社サイト内のコンテンツには、ユーザーが検索するであろうキーワードをリサーチした上で、タイトルや見出し、本文に自然に組み込むことが大切です。
リサーチした対策キーワードはできるだけタイトルや見出しの前半部分に組み込み、コンテンツのテーマを明確に理解できるようにしておく必要があります。
また、コンテンツの質も重要です。
ユーザーにとって有益、かつ正確な情報を、詳しく簡潔に記載することで、検索エンジンに高く評価されます。
タイトルタグとメタディスクリプションの設定
各ページのタイトルには、リサーチしたキーワードを含めたわかりやすいタイトルを設定しましょう。
また、メタディスクリプションの設定も重要な要素です。
メタディスクリプションとは、検索結果に表示される、記事の概要を説明する100〜120文字程度の要約のことを指します。
メタディスクリプションには、検索結果を見たユーザーがページを開きたくなるような文章を設定しておきましょう。
見出しタグの最適化
コンテンツには、H2やH3といった「見出しタグ」の設定が必要です。
見出しタグは一般的に、H2を大見出し、H3を中見出し、H4を小見出しとして、内容を細分化して説明する際に使用します。
この見出しタグは、H2→H3→H4と段階的になるよう、適切に使用することが大切です。
たとえば、いきなりH3から始めてしまう、H2→H4と段階を飛ばしてしまう、といった使い方はNGとなります。
見出しタグを適切に使用することは検索エンジンからの評価に関わるため、注意しておきましょう。
関連コンテンツへのリンク
SEOでは、ユーザーが自社サイト内に滞在する時間を延ばすことも重要です。
ユーザーの滞在時間を延ばすための方法として、記事内に関連する他のコンテンツへのリンクを貼ることが挙げられます。
内部リンクは、そのコンテンツを見ているユーザーが気になるであろうタイミングで、関連コンテンツを上手く提示することが大切です。
また、ユーザーが他のサイトに離脱してしまうことがないよう、網羅性の高い高品質なコンテンツを作成しましょう。
グローバルナビゲーション、パンくずリストの設置
グローバルナビゲーションとは、Webサイトの全ページに共通して表示される、「会社概要」「サービス内容」「よくある質問」といったメインメニューへのリンクです。
グローバルナビゲーションは、ユーザーがサイト内で目的のコンテンツにたどり着くことを助ける役目を果たします。
また、パンくずリストとは、Webサイト内での階層をリスト化して表示したもので、ユーザーがサイト内での現在地を把握するのに役立ちます。
グローバルナビゲーションやパンくずリストを設置することは、ユーザーが自社サイト内をスムーズに移動できるようになる点がメリットです。
画像のaltタグの設定
記事内に画像を使用する場合は、alt(オルト)タグを設定してください。
altタグとは、なんらかの原因で画像が表示されない場合や、視覚障害者用のスクリーンリーダーが画像の内容を読み上げるために使用されます。
検索エンジンは画像そのものを認識することができないため、altタグに設定された内容を参照して画像の内容を理解します。
このように、altタグはSEOへの効果も発揮する重要な要素です。
ページ表示の高速化
SEO対策には、ページの読み込み速度を速くすることも大切です。
ページが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーが諦めてWebサイトから離脱してしまう確率が高くなるためです。
ユーザーの離脱率が高まると、検索エンジンからの評価も下がり、SEOに悪影響を及ぼしてしまいます。
ページ表示を高速化するために、画像ファイルのサイズの最適化やキャッシュの活用、不要なプラグインの削除など、適切な対策をとりましょう。
レスポンシブデザインへの対応
レスポンシブデザインとは、デバイスの画面サイズに依存しないWebサイトのデザインを指します。
ユーザーは、パソコンやタブレット、スマホなど、さまざまな媒体を通してWebサイトを閲覧します。
そのため、どのデバイスから閲覧してもレイアウトが崩れないよう工夫することが重要です。
Webサイトはおもにパソコンを使用して作成されますが、閲覧するユーザーはスマホを使う場合がほとんどです。
パソコンで自社サイトを制作する際は、スマホから見た際にレイアウトが崩れていないか、特に注意しましょう。
外部対策にはどんなものがある?
続いて、外部対策の具体的な例としては、下記のような項目が挙げられます。
- 高品質な被リンクを獲得する
- 被リンクを数多く集める
外部対策の内容は、主に被リンクの獲得が中心です。
詳しく解説していきましょう。
高品質な被リンクを獲得する
被リンクとは、自社サイト以外の外部サイトから、リンクを受けることを指します。
特に、検索エンジンから高く評価されているサイトから被リンクを受けると、よりSEO効果が高まるとされています。
内部対策が自社で対策できる内容であるのに対して、外部対策は自社サイト内だけでは対策が難しい施策です。
他サイトからのリンクを集めるためには、良質なコンテンツを作成することが大切といえるでしょう。
被リンクを数多く集める
高品質な被リンクを数多く受けることで、よりSEO効果が高まります。
被リンクをより多く集めるためには、下記のような対策が有効です。
- 外部のブログやメディアに連絡し、リンクを依頼する
- 他のサイトに記事を寄稿し、自サイトへのリンクを埋め込む
- 記事内にSNSへのシェアボタンを設置し、拡散を促す
被リンクには、SNSでの拡散も含まれます。
被リンクを多く獲得するためには、ユーザーが拡散したくなる、高品質なコンテンツを提供することがポイントです。
内部対策と外部対策を活用したSEO対策はプロに任せよう
検索エンジンで自社サイトを上位表示させるためには、内部対策と外部対策どちらも大切です。
しかしSEO対策は内容も複雑で、完璧に実施することは難しいといえるでしょう。
自社で対応することが難しい場合は、外部サービスを利用することをおすすめします。
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